フルボトル 税込1320円 |
少し冷やして飲みたいバランスの良い甘口白ワイン
上品な酸味にクドくない甘みは、やや冷やし気味に5~8℃くらいが酸味と甘みのバランスが良く、甘口でもスッキリとした飲み口で楽しめると思います。
味の傾向
- タイプ…やや甘口
- 酸味…上品でやや控えめな酸味
- 甘さ…酸味よりもすこし甘みの方を感じる中甘口
- 果実味…スッキリした甘さの果実味
香り
同じ銘柄の辛口バージョン、バルテン リースリング クーベーアー トロッケンと似た香りですが、こちらの方が酸っぱい感じの香りは少ないです。甘口のワインらしい、甘い香りがします。丸さのある、優しい甘い香りです。
味わい
主張しすぎない軽い甘さが好みならば良く冷やして5℃前後、少し甘さを強く感じる方が好みなら10℃くらいまで温度を上げても良いでしょう。
ドイツのQbAとしては甘さは少し強い印象で、QbA以上、カビネット未満の甘さという感じがします。
僕は甘口ドイツワインでは、普段飲むにはカビネットクラスが一番好きなところなのですが、このワインはちょうど良い感じに近いです。QbAだとちょっと物足りないって時にはピッタリだと思います。
※ドイツワインの格付けについて
ドイツワインは法律上、大きくは日常消費用ワインと高品質ワインに分けられますが、高品質ワインでは「QbA(クヴァリテーツヴァイン…特定地域上質ワイン)」と「QmP(クヴァリテーツヴァイン・ミット・プレディカート、現在はQmPではなくプレディカーツヴァインとなっています…肩書き付上質ワイン)に分かれます。
QmPはさらに6つの階級があり、下から「カビネット」「シュペトレーゼ」「アウスレーゼ」「ベーレンアウスレーゼ」「アイスヴァイン」「トロッケンベーレンアウスレーゼ」となります。
それぞれ様々な規定がありますが、基本的には下から上に上がるにつれ、ぶどう収穫時の糖度が高く(甘さが強く)なってくると考えて差し支えないと思います。
また、最近では辛口志向も強く、収穫時の糖度は高いがアルコール発酵により甘さを残さない、辛口のカビネットなども多く見られます。
ただ、リースリング特有の酸味もあるので、単調な甘さではなく、奥行きのある甘さなので、ドイツワイン好きなら飲み飽きることはないと思います。
料理の相性
全体的にはあまり軽くなく、重すぎない味付けなら、比較的悪くはないと思います。
チーズは合いますが、クセの強いものよりはクセの無い、香りの少ないチーズの方が良いでしょう。クセの強いチーズでは、恐らくクセが強調されるような感じが出ると思います。(そういうのが好きな方には良いと思いますが)
僕的には、こういったワインはあまりつまみは気にせず、ワインをメインに楽しみたい(ホント個人的な考えですが)感じなのですが、それはともかくとして、甘口のワインって意外に万能なとこがあるんです。
ワインと料理の関係(ワインと料理の合わせ方)でも話していますが、料理の味の要素に対し弱い要素を足すという観点では、甘さの強い料理というのは比較的少なく、多くの場合は甘さはほとんど無いか、甘さは控えめにするのが普通ではないでしょうか。
そうなると甘いワインは料理の味のバランスを取ってくれることが多かったりします。
合いそうな料理では、ソース系や煮込み系の魚料理、シチューやシッカリめのスープ、重くない味付けの肉料理など、重めの白ワインや軽めの赤ワインに合わせるような料理は合わせやすいと思います。
フルボトル
銘柄 | バルテン リースリング クーベーアー |
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生産者 | トーマス バルテン |
産地 | ドイツ モーゼル |
品種 | リースリング |
容量 | 750ml |
価格 | 1200円(税込1320円) |