ヴァルポリチェッラ　クラッシコ　スペリオーレ　カンポリエティ　リパッソ / ルイジ　リゲッティ　（Valpolicella Classcio Superiore Campolieti Ripasso）

アマローネのニュアンスを感じる、手間のかかったワイン

名前にある「リパッソ」とは、『元に戻す』という意味で、発酵の終わったアマローネの樽の澱の上に普通のヴァルポリチェッラを入れ、3週間ほど発酵させる醸造方法をいうそうです。確かに一口飲んだとき、干しぶどうのようなアマローネのニュアンスを感じることが出来ました。

ちなみにアマローネとは「とても苦い」という意味で、簡単にいうと陰干ししたブドウから作る辛口ワインで、陰干しによって凝縮した糖度をアルコール発酵させ、アルコール度数の高い、凝縮した味のワインとなる、ヴァルポリッチェラ地方の高級ワインです。そのアマローネの力強さとアロマをワインに与え、アルコール度の高く、深い味わいに仕上げています。

苦みのある独特な香り、アルコール感がありやや強めの酸味に程よい渋み

プラムのような甘い香りとスミレの花の香りに、強めの苦い粘土のような香りがします。力強いアルコール感と、やや酸味が強く甘みのほとんどない果実味に適度な渋みがあり、ミディアムボディながらもやや重めの料理に合いそうな味わいです。

この価格帯のヴァルポリッチェラとしては、味もしっかりしていてコストパフォーマンスは良いと思います。料理に合わせるならステーキやビーフシチューなど、肉料理にとても合いそうですね。また、甘みが少なく酸味があるので、チョコレート系のスイーツにも良いと思います（チョコレートは試しました）。

フルボトル

ハーフボトル