モンテプルチャーノ　ダブルッツォ　ヴィーニャ レ　コステ / バローネ　コルナッキア(Montepulciano d’Abruzzo Vigna Le Coste)

豊富な果実味と程よい渋みの飲み応えのある赤ワイン

モンテプルチアーノ・ダブルッツォを主にリリースする、バローネ・コルナッキアの赤ワインですが、中でも果実味とボディのしっかりした味わいのモンテプルチアーノ・ダブルッツォになっています。

コスパの良いお手頃ワインのブドウというイメージの強いモンテプルチアーノですが、タンニンのしっかりした、濃厚で複雑な味わいの、ワンランク上のモンテプルチアーノ・ダブルッツォと言った印象です。

税抜き2,000円で確実にワンランク上のこの品質は、非常にコスパ良いと思います。

味の傾向

• 渋み…しっかりした渋み
• 酸味…酸味は充分にありますが、目立つような印象はない
• 果実味…甘さはあまり感じないが、果実のふくよかさを感じる。
• ボディ…濃厚で複雑、エレガントなフルボディ

香り

インクやスパイスにベリーやスミレの香り、ほんのりジャムの香りもあり、複雑でエレガントさ感じます。

味わい

モンテプルチアーノ・ダブルッツォのなかでも、濃厚で複雑味の多い味わいです。ファルネーゼのカサーレヴェッキオのような、フルーティで重厚な果実感ではなく、バローネ・コルナッキアらしい、干しブドウのようなやや苦みを感じる落ち着いた果実感で、渋みとのバランスで非常に繊細でエレガントな雰囲気があります。

チリやカリフォルニアのワインのようなドッシリとしたフルボディではなく、ボルドーにローヌのテイストが入ったような、力強さと繊細さのバランスの良いフルボディです。

温度は冷やしすぎず、14～18度くらいが良いでしょう。

試飲したヴィンテージは2010年でしたが、お届けは2012年近辺のヴィンテージになると思います。ちょうど飲み頃で、2～3年寝かせても美味しく飲めると思います。

渋みがしっかりしているので、デキャンタージュをオススメします。

フルボトル