フルボトル 税込1935円 |
ボリューム感はあるが飲み口の良いリーズナブルなワイン
カオールの赤ワインは、マルベックを主要品種としていて、「黒ワイン」といわれるほど色の濃いワインが造られます。一般的には濃厚でクセがあり、若いうちは荒々しさがあるといわれますが、近年はクセの無いワインが多く、柔らかさを持ったワインが多いようで、実際、僕はカオールは好きでよく飲みますが、どれも濃厚ですが飲みやすい印象です。
今回のカオールも、濃厚でまだ若いですが、変なクセは無く、手軽で美味しいカオールだと思います。
濃い色調に強い香り、程よいコクと渋みに滑らかなボディ
色は「黒ワイン」というようにとても濃く、照明にあてても透けないほどです。
香りは強く、なめし革と言われる香りに始まり、花の香りが広がります。ややスパイシーな香りとナッツのような香ばしさもあります。
テイスティングは2012年でしたが、まだ若さを感じる酸味が際立ちますが、強すぎない渋みとまろやかな果実味とコクがあるので、イヤな感じはありません。もちろん、もう少し熟成させるか、デキャンタージュした方が美味しく飲めるとは思います。
文章で書くと、玄人好みのワインな感じがありますが、カオールのワインは経験的に、赤ワインが好きな人なら比較的万人受けするワインだと思います。
恐らく、果実味がしっかりしている割には甘さを感じず、コクに膨らみがあるように感じるからではないでしょうか。それぞれの味がしっかりとあり、飲みやすいけど飲み応えのあるコク、そんな印象がカオールのワインにはあります。
フレンチのメインや煮込み料理に
料理に合わせるならフレンチやイタリアンの肉料理、ソースのしっかりした牛肉や若干甘みのある煮込み料理、デミグラスソースやマスタードソースの肉料理などはとても合いそうです。
また、酸味もあるので、甘酸っぱい味付けの料理などにも良いかもしれません。濃いめの色合いのソース料理ならだいたい合わせることが出来るでしょう。
このワインに限らず、カオールは比較的リーズナブルでしっかりしたコクのあるワインが多いです。
肉料理に合わせるのも良し、チーズを軽くつまみながら飲むも良し、ワインだけで楽しむも良しと、ワイン好きが気軽に、でも赤ワインっぽい赤ワインを飲みたいなんて時には是非カオールを!
フルボトル
銘柄 | カオール プレスティージュ デュ マルベック |
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生産者 | シャトー ラマルティーヌ |
産地 | フランス カオール |
品種 | マルベック80%、メルロ20% |
容量 | 750ml |
価格 | 1759円(税込1935円) |