アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラッシコ / ルイジ リゲッティ(Amarone della Valpolicella Classico)

フルボトル
税込3960円
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渋みと酸味、果実味、苦みのバランスが絶妙! お買い得アマローネ

ルイジ リゲッティが造るワインは、アマローネのニュアンスを汲んだリパッソ、ヴァルポリチェッラ クラッシコ スペリオーレ カンポリエティ リパッソを扱っていますが、こちらは正真正銘アマローネ。アマローネは、干しブドウのような陰干ししたブドウから作られる、イタリアのヴァルポリッチェラ地方の高級ワインです。

それぞれが主張しない、渋みと酸味、果実味、苦みが絶妙なバランスに混ざり合った、アマローネの奥深さを感じるワインです。

価格は3,000円位で、ワインとしてはちょっと良いワインの価格帯ですが、アマローネとしては充分にお買い得な価格だと思います。

味の傾向

  • 渋み…控えめで繊細さのある渋み
  • 酸味…ほどよくバランスの良い酸味
  • 果実味…渋みを邪魔しない凝縮された果実味の絶妙な甘さ
  • ボディ…濃厚でもエレガントさと力も感じるフルボディ

アマローネという名前と、干しブドウのキーワードから、甘い印象を感じるかもしれませんが、甘く感じるほどの甘さは無いです。辛口の赤ワインです。

香り

2012年のヴィンテージを試飲しました。香りを嗅いだときに、「あ、これ絶対うまい」と思う香りでした。

白い花のふんわりした香りと、果実のフルーティな香りが混ざった甘く優しい香りが出迎え、干した苦みとスパイシーな香りが残ります。

若干酸味が他の味わいより強い感じがするので、抜栓してから時間をおいた方が良くなりそうです。

味わい

「アマローネ」は「苦み」という意味で、簡単に言うと、ブドウを陰干しして半分くらいの水分を飛ばし、糖分の比率を上げ、そのブドウ果汁を発酵させ、アルコール分の高いワインを造ります。

ブドウの糖分が多いので、甘さは若干残りますが多くがアルコールに換わり、酸味や渋みより少ない甘さなので、目立たない甘さの良いアクセントになります。

基本的にワインの味わいは、単調なものより複雑味や色々な味わいがバランス良く混ざり合っているワインの方が良いワインとされる傾向があります。アマローネはそういうニュアンスを持っているワインで、もちろん手間をかけて造っていることにより、高級ワインとされています。

アマローネの説明が長くなりましたが、まさにそのような、色々な味わいが複雑にバランス良く混ざり合っているワインです。

生産者のルイジ リゲッティは、トップクラスの生産者と同レベルのワインを2~3割安く売ることで知られています。アマローネを飲んだことがない方、特にイタリアワインがお好きな方なら、是非一度試してみて下さい。

料理の相性

正直、個人的にはこの手のワインにはつまみは要りません。ワインそのものを楽しめるワインだと思います。もちろん、チーズや乾き物をちょっとつまみながらとかでもアリです。

それはともかく、苦みがあるワインは塩味や炭焼きなどのグリル料理が合いますが、濃厚なフルボディのこのワインでも意外と強すぎずにマッチします。

濃厚なフルボディでも、控えめに色々な味わいが合わさっての濃厚さなので、それほど強くない味付けにも出過ぎることはありません。なので、塩こしょう程度の味付けでも、程よく合わせてきます。

もちろん、濃いめの味付けにも負けないので、守備範囲は広いです。辛いもの、甘いものなど、一つの味わいが出過ぎたものでなければ、合わないことはないと思います。

試飲しながらこの記事を書いていたら、結局1本飲みきってしまいました…

フルボトル

銘柄 アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラッシコ
生産者 ルイジ リゲッティ
産地 イタリア ヴェネト
品種 コルヴィーナ ヴェロネーゼ、ロンディネッラ、モリナーラ
容量 750ml
価格 3600円(税込3960円)