バローロ アウダチェ / アジエンダ　アグリコーラ　ロベルト　サロット（Barolo Audace）

渋みと果実味のしっかりした力強い赤ワイン

しっかりとした渋みと果実味がボディを作り、程よい酸味が引き締めています。

バローロはイタリアワインの王様といわれるように、高級なワインで価格も良い物が多いですが、比較的手ごろな価格のこのワインは、パワフルで飲み応えのある、コストパフォーマンスの良いワインです。

大きすぎないグラスがオススメ

試飲したときは、比較的小さめの赤ワイン用のグラス（白ワイン用より多少大きいくらい）と大きめのボルドーグラスで飲みましたが、小さい方がバランス良く、大きいグラスでは香りにエグさがあり、味わいも渋みと酸味が目立つようでした。小ぶりな赤ワイン用グラスが美味しく飲めると思います。

味の傾向

• 渋み…やや強めの渋み
• 酸味…ほどほどの酸味
• 果実味…ふくよかな果実味
• ボディ…濃厚でパワーのあるフルボディ

豊富な果実味と渋みによる王様の貫禄を感じるボディ感です。

香り

わずかな樽香にスパイシーな香りと果実のふくよかな香り、やや苦みを感じる香りもあります。

味わい

果実味が豊富で、やや甘さを感じるかもしれません。実際には渋みが強いのでさほど気にならないとは思いますが、逆に味に丸みを持たせている要素に感じます。

口に含むと干しぶどうのようなやや甘さのある果実味と少しの苦みを感じ、アマローネのようなニュアンスが感じられます。

豊富な渋みと果実味に、樽からくる苦みがボディに厚みと奥行きを持たせ、目立たないがしっかりと支える酸味とアルコール感によって、パワフルながらもデリケートな味わいです。チーズなどをつまみながらゆっくり味わいながら飲むタイプのワインでしょう。

試飲のヴィンテージは2011年でしたが、まだまだ熟成できるポテンシャルを持っています。

フルボトル