シュペートブルグンダー クーベーアー トロッケン / カール ファフマン(Spatburgunder Q.b.A. Trocken)

シュペートブルグンダー クーベーアー トロッケン
フルボトル
税込2024円

しなやかな堅さを持ったスッキリと引き締まった芯のあるドイツの赤ワイン

ぶどう品種のシュペートブルグンダーは、ピノ・ノワールの別名です。ピノ・ノワールらしい、繊細で柔らかくも締まった味わいの赤ワインです。

重さはないがシッカリとした骨格にしなやかな渋みと酸味

とわかったようなわからないような表現をしましたが、フルボディではあるが軽快さを感じ、柔らかく飲みやすい、かといってもの足りなくはないといった、微妙なバランス感の味わいです。

渋みは北のピノ・ノワールらしい控えめで繊細な渋み、「酸っぱい」と感じるほどではないほのかな存在感のある酸味、甘さのないがぶどうの面影のある果実味のバランスが微妙に絡まって、どちらかというと軽い赤ワインというよりも、重いロゼワインといった印象がしっくりくるかもしれません。

決して軽いわけではなく、ボディ感はあるのですが、重くはない、複雑味のある、なんとも伝えづらいボディ感です。恐れずわかりづらい例えをするなら、一見冷たさを感じる人当たりだが、芯があり実は心は熱く、生真面目な責任感で自分を抑える気丈な女性といったところでしょうか。はい、わかりづらいですね^^;

色々言いましたが、個人的には好きな味わいです。

完熟手前のちょっと酸っぱい果実の香りに混じった苦い香りと、ほのかなスパイスの香り。ちょっととげのあるような口当たりの中に垣間見える柔らかさ。嫌みのない渋みに隠れた優しい甘み。一口目は取っつきづらいかもしれませんが、グラスに注ぐ度に少しずつ違った顔を見せる、そんなワインです。

ドイツの赤はあまり飲む機会がありませんが(特に日本ではその傾向が強いようですが)、世界第3位のピノ・ノワールの生産地です。日本ではドイツワインというとどうしても甘口の白のイメージが強いですが、赤ももっとポピュラーになってくると良いですね。

少し苦みを持った味付けの料理が合いそう

料理では、強くない味付けで少し苦みのある、炭焼きの鶏肉やオニオンソースのステーキなどが合いそうです。また、ちょっとビターなチョコレートやナッツなどをつまみにも良さそうですね。軽めの肉料理や煮詰めたソースの料理などは相性が良さそうですね。スパイス系の味付けは比較的良さそうですね。

ブルゴーニュやニューワールドのピノ・ノワールでは決して味わえないニュアンスのドイツの赤ワインは、もっと評価されても良いと思います。ドイツワインは白しか飲んだことがない方は、是非、赤も試していただきたいと思います。

フルボトル

銘柄 シュペートブルグンダー クーベーアー トロッケン
生産者 カール ファフマン
産地 ドイツ ファルツ
品種 シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)
容量 750ml
価格 1840円(税込2024円)