フルボトル 税込2816円 |
しっかりとした渋みと重さをもった、濃いめの料理に良く合うワイン
当店では、このワインと同じ生産者のスールを扱っていますが、スールはバランスの良い優しい味わいに対し、このワインは重みがあり、渋みも強めで、しっかりした骨格で飲み応えのある赤ワインです。
標高の高い畑の熟成ワイン
名前の「アルトス」は「高い」という意味で、イヌリエータの所有する最も標高の高い畑の厳選したブドウで造られています。
「レゼルバ」は熟成に対して定められた基準をクリアしたものに対して付けることが許される表記で、スペインの赤ワインでは最低36ヶ月、そのうち樽熟成を12ヶ月以上を経たものと定められています。それより熟成期間が少ないもの(24ヶ月以上、うち樽で6ヶ月以上)をクリアンサ、長いもの(60ヶ月以上、うち樽で18ヶ月以上)をグラン・レゼルバと表記されます。早い話が少し高級の部類に入るワインと言うことですね。
このワインは樽で14ヶ月、その後24ヶ月瓶熟成をしているので、規定より少し長めに熟成してから出荷されています。
熟成させる意味
木の樽で熟成させる理由は、木の香りや木に含まれるタンニン(ワインでは渋みに感じる成分。ポリフェノールなどを含んでいます)などがワインに溶け込み、味が複雑になるのと、密閉性が低いため酸化が進み、まろやかさが出てくるためです。
その上で瓶熟成させ、買ってすぐ飲んでも熟成が進んだ状態で美味しく飲めると言うわけです。
とはいえ、まだまだ若さがあり、数年は寝かしてもいい状態で(試飲したものは2008年でした)、抜栓してから1時間ほど置いて飲むか、デキャンティングして飲むことをオススメします。
フルーティだがそれに負けない渋みと酸味の、熟成させて飲みたいワイン
香りはスパイシーで樽香を幹事、ベリー系のフルーツやプラムのような香りもします。また、熟成による皮の香りもあります。
味わいはしっかりとした渋みとやや強めの酸味があり、やはりまだ飲み頃を迎えていない感じがありますので、デキャンティングやしばらく置いてから飲むほうが良いでしょう。そうすることで酸味と渋みが丸くなり、香りも立ってくると思います。
空気に触れさせると、イチゴジャムのようなほのかな甘みや干しぶどうなどのドライフルーツの味も感じることができるでしょう。とはいえ、決して甘いワインではなく、果実っぽい味で、酸味と渋みがしっかりしているので甘く感じることはないと思います。余韻もしっかりあって心地よいアルコール感を感じられます。
料理に合わせるのならやはり肉料理でしょう。しっかりとした味付けの肉料理か、濃いめのソースの魚料理などが良いと思いますが、フルーツやドライフルーツなどをつまみに飲むのも良いと思います。ちなみに僕は、ロールケーキを食べながら飲みましたが、甘い物でも悪くはないですね。
「ちょっといつもより良いワインを」の時に
スペインでこの価格帯ですと少し高級の部類に入ると思いますが、相応の品質で、たまにちょっと良いワインが飲みたいなぁって時や、仲間とちょっとしたパーティの時などに、あまり安すぎず、高すぎずで美味しいワインをなんて時にピッタリではないでしょうか。
フルボトル
銘柄 | アルトス デ イヌリエータ レセルバ |
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生産者 | ボデガ イヌリエータ |
産地 | スペイン ナバラ |
品種 | グラシアーノ50%、シラー50% |
容量 | 750ml |
価格 | 2560円(税込2816円) |