グラウブルグンダー クーベーアー トロッケン / カール ファフマン(Grauburgunder Q.b.A. Trocken)

グラウブルグンダー クーベーアー トロッケン
フルボトル
税込1848円

爽やかな酸味と果実味のスッキリ辛口白ワイン

ドイツのグラウブルグンダーというブドウで造った辛口の白ワインです。

このワインを最初にアップした時は2013年のヴィンテージでしたが、今回は2018年のもので、以下の文章を少し加筆修正しています。

スッキリした酸味とほのかな甘さのフレッシュな果実味が爽やかな飲み口で、軽めのオードブルやサラダに合うワインです。

香りはミネラル香に果実の甘さがほんのり香り、ハーブや若草の香りもあります。飲んでみてもおおよそ香りの印象に近い味わいです。ややピリッとした発泡感を感じました。

甘さはほんのり感じますが、飲んでみて甘いと感じる程ではなく、酸味を少しまろやかにする程度だと思います。

ブドウ品種のグラウブルグンダーは「ブルゴーニュの(ブルグンダー)灰色(グラウ)」という意味で、それだけでは何のことかサッパリですが、フランスでのピノ・グリ(ピノ=ブルゴーニュ、グリ=灰色)と同じ品種です。

同じメーカーで品種違いのシュペートブルグンダー クーベーアー トロッケン / カール ファフマンを取り扱いしていますが、こちらはシュペクトブルグンダー(ピノ・ノワール)の辛口赤ワイン。その白ワイン版といったところでしょうか。

味の傾向

  • タイプ…辛口
  • 酸味…まろやかでやや控えめの酸味
  • 甘さ…わずかに感じられる甘さ
  • 果実味…スッキリフレッシュなフルーティさ

香り

ドイツのワインは繊細ながら芯があるようなワインが多い印象なのですが、これもそのような印象を受けるワインです。

香りは強くなく、花の香りにミントのような爽やかな香り、わずかにピーチのようなフルーツの香りもあります。非常に繊細だけど弱々しいわけではない、微妙なバランスを持った香りです。

味わい

口に含んで最初に飛び込んでくるミネラル感はわずかに微発泡のような刺激があり、辛口感を際立たせます。

酸味はまろやかで控えめ。フルーティさにわずかに残った甘さが、物体に写った影のような繊細な立体感を出しています。

名前にある「トロッケン」は辛口のワインを意味しますが、元々は「乾いた」という意味合いのようで、極甘口の貴腐ワイン「トロッケン・ベーレン・アウスレーゼ」にあるように、必ずしも直接辛口を意味するわけではありません。「乾いた」=「ドライ」=「辛口」という認識がしっくりくるでしょう。

ともあれ、日本酒によくある「淡麗辛口」ではなく、ミネラル感のある、少しふっくらとした程よい厚みを持った辛口の白ワインです。

料理の相性

普段僕が合う料理を考えるときに、いくつかのキーワードを元に(その時は試しもしないで)合う料理を書くのですが、その一つがミネラルです。

ミネラル感とはどういうものかと説明するのは難しいのですが、僕の中で一番しっくりくるのが「にがり」や「海水の塩気」という感じが近いのかなと思います。

余談が長くなりましたが、ミネラル感を感じるワインは魚介類や塩メインの味付けのものがおおよそ合うというイメージです。

そこから合う料理となると、まずはカルパッチョなど。そして刺身やお寿司でも良いかもしれません。お醤油はワインにあまり合わないので、レモンを2~3滴搾ったり、酢醤油やポン酢などの方が良いかもしれません(個人的には普通のお醤油でも悪くないと思います)。

他には塩焼きの魚や鶏肉ですね。焼き鳥とかバッチリです。

また、試飲の際に漬物をつまんでいましたが、少し酸味のあるしょっぱいものとかもバッチリですね。サラダとかでも良いと思います。

ちなみに僕はこういうワインの時は塩系の煎餅をつまむことが多いです。。サラダ煎餅や塩味の米煎餅などはよく食べます。おかきも良いですね。

魚介類やサッパリした塩系の味付けには、この手のワインは良く合いますね。チョコレートなどの甘いものにはちょっとトゲトゲしくなるのであまりオススメはしません。

フルボトル

銘柄 グラウブルグンダー クーベーアー トロッケン
生産者 カール ファフマン
産地 ドイツ ファルツ
品種 グラウブルグンダー
容量 750ml
価格 1680円(税込1848円)